テフストーリー

1968→1976=29→36才

当時グラフィックのデザイナーが原稿の文字を1文字づつ数えてレイアウトスペースを計算する時代で、コンピュータの発達には興味を持ってました。 ある年のビジネスショウに自動レイアウト機が出展され、見に行きました。 10畳程の大きなマシーンが背後にあって、モノクロのディスプレイに文字が四角くレイアウトされ、感心して見ておりました。 造形の際にはその形にどんな意味があるのかを考える習慣がついてしまい、感覚的に造形することがしにくくなりました。 これはデザイナーとしては致命的なことで、自然にディレクションや、編集に仕事の内容が変わりました。

1982→2008=43→69才

メーカー、広告代理店、プロダクションで広告・編集などのグラフィックデザインを担当し、1980年代に独立しました。 幸い開始早々に友人の出版社から大きなん仕事を請け負う事が出来て、富士通のワープロオアシスをはじめ、マックプラス、キャノンのEZPS(イージーピーエス)など、OA機器を使ったデザインを続けました。 やがてPower Macの登場とクオーク、イラストレータ、フォトショップ等のソフトがバージョンアップ、グラフィックデザインのデスクトップ化はすすみました。
仕事の傍らテフの事を考え続け、思い切って会社のスタッフも起用してアニメーションを作りました。
(映像2)画像ソフトのイラストレーターで一面ずつ局面の効きをペイントし、アニメに仕上げました。 しかしイメージどおりになりません。かなりの間放置しておりましたが、仕事も忙しくなり、外部の人材に開発を依頼することを決めました。 開発過程では時間を計算する必要から、数々の細かな改良を何百回と繰り返し、プログラムをお願いした後輩で同じデザイナーのIT君とは喧嘩もしながら、約10年はかかりましたが、やっとイメージに近い、ある部分はイメージ以上のソフトが完成し、手譜・テフ・TEFUと名付け商標登録も申請しました。 しかし、工夫すべき所は次から次と見つかり、それにつれて新たなバグの発生も生まれるのが現況です。

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